クラシックレンジローバーは最終モデルでも四捨五入すると20年経っていますので、錆び(サビ)は避けて通れません。
ランドローバーはアルミボディだからサビに強いと言われますが、鉄もふんだんに使われていますし、1950年代のランドローバーはアルミボディもグサグサに錆びていたこともあります。
ということで、ランドローバーやクラシックレンジローバーを手に入れたら(あるいは手に入れる前に)真っ先にやるべきことは、床面の点検です。
・・・既に何十年と乗り続けられている方は今週末にでも、です。
まずは運転席の足元のカーペットをはいで床面を点検します。
床面が錆びています。
穴があいています。外側から補修の跡あり。
とりあえずサビを取り去って(ワイヤーカップ等で)、錆び止め塗装を施します。
ついでに、今後の作業がしやすいよう、荷台の床面をはぎます。
このクラシックレンジローバーの荷台床面は鉄製の板がスポット溶接されています。
※
それ以前のクラシックレンジローバーの場合、アルミ製の波板がリベットで留められています。こちらの方が取り外ししやすく、サビにも強いですので、クラシックレンジローバーの1台目を買う場合は、荷台床面がアルミ製のものをお勧めします。
今回の黄色いレンジローバーの場合、車両を見ないで購入しましたので、知る由もなし。それならそれでよしとします。
荷台床面が鉄製の場合は、スポット溶接部分をドリルでもむと共にタガネを使って切り開きます。
この荷台床面を切り開く作業は、クラシックレンジローバーと共に自らの人生の
「未来を切り拓く」意味を持ちます。
スポット溶接をはいでいきます。
写真上に見えるのは、車高調節ダンパー(ボゲ製)と、Aアームです。写真では見えませんが左のほうには燃料タンクが鎮座しています。
床面の周囲はそれなりに錆びています。接合面に水分がたまるためと思われます。
取り外した床面は再利用せず、アルミの波板を使うことにします。
荷台にアルミ波板を敷きました。
これでひとまず完成です。