2015年12月25日金曜日

ブレーキポンプ入荷状況(クラシックレンジローバー)

実は、今年にはいってから、
純正品、社外品(WABCO製OEM)ともに
ABSブレーキポンプ新品の確保が叶わなくなりました。

・・・と、確保状況をお伝えする前に、
ABSポンプの 純正品 と 社外品(WABCO製)の違いについて述べます。
純正品 と 社外品 の両方を見較べてみると、
ともにWABCO(ワブコ)製で、作りのタッチは全く同じです。
ただし、同じワブコ製だとしても生産ラインが同じなのかどうかは不明です。

これは何を言っているのかというと、
たとえば、日本のホームセンターで販売されている商品は、
同じメーカーで同じ商品名でも、一般に販売されているものと、
ホームセンター向けでは生産ラインが異なり、基準も異なる場合があります。

実際に経験したことで言えば、
フォークリフト免許の講習会において講師が、
建築現場で使われる吊り具は、たとえ有名ブランドであっても、
ホームセンターで売っているものはプロ向けではないので
品質があやしいから現場では使わないでね、
ということをおっしゃっていました。

このことを念頭に置きつつランドローバー部品の
純正品 と 社外品OEM とを並べて見較べたときに、
全く同じなのか、何らかが異なるのかは、いま一つハッキリしない場合があります。
(例えば、ルーカス製スイッチやオイルシール等)

話しを戻します。
ABSブレーキポンプを
純正品 と 社外品(WABCO製OEM) を並べて見たときに
少なくとも外観は、私の感覚としては、全く同じものだと認識しました。
なお、ランドローバー部品の社外品は数種類あることが
多いのですが、ABSポンプの場合は、社外品はWABCO製しかないようであります。

さてさて、いよいよこのABSブレーキポンプの確保状況を申しますと、

現在は、

・純正品 → 供給終了
・ワブコ製OEM品 → 昨年まで流通していたが
           今年春より確保叶わなくなった


という状況が続いています。

WABCO製OEM品については、今年6月に発注を掛けて
代金決済が完了しているにもかかわらず、未だ納期未定のままです。

このままではラチがあかあないため、
ABSポンプのモーター部分がアフターパーツとして販売されているという
情報を聞きましたので試しに発注を掛けてみました。

(正確には、セカンドレンジローバー用のものなのですが、
モーター部分はクラシックレンジ用とセカンドレンジ用とが互換性がある
らしいとのことで、検証のために取り寄せてみます)
年内には入荷するものと期待していますが、
ABSポンプの故障部分は、モーターとは限らないことから、
これとて対処療法といえます。




2015年12月31日追記

セカンドレンジローバー用ブレーキポンプモーター単体が入荷し、修理工場様にお届けさせていただきました。

結果、クラシックレンジローバーのブレーキポンプにめでたく交換が完了したとのことでした。

このABSポンプ用モーターは、
もともとはセカンドレンジローバー対応の
アフターパーツとして販売されているのですが、
クラシックレンジにも使えることが判明しました。


(厳密には、モーター胴体に付いているステーは不要
なのと、配線カプラーの形状が異なるので取り替える必要があります)




では、今後、ABSブレーキポンプASSYが
確保できないとしたらどうすればよいか、
という切実な問題に直面するわけですが、
一つ究極の方法があります。


それは何かというと、

ABSブレーキポンプシステムを取り払い、
ディスカバリー1で使われているマスターバックを取り付ける

というものです。


実際にこれを行った事例が、日本で国内で数件あります。

実は私じしん、2000年頃に自分のクラシックレンジローバーで行いました。
こうすれば、ABSブレーキポンプの供給に煩わされることはなくなります。
ただ、ブレーキパイプを切ったり曲げたり端を加工する必要がありますので、
そう簡単ではありません。

(当時サラリーマンだった私は、お世話になっているメカニックさんに
お願いして、週末に一緒に換装を行いましたが、大人の夏休み工作のような
ものでした)

また、せっかくこれをやった後に、
ABSブレーキポンプの供給が再開される、ということも考えられなくもありません。
そのへんの動向が、現時点では全く読めません。

今現在、ABSポンプが正常動作しているクラシックレンジについても、
将来どのような方針で修理するかを思考実験しておく必要があるかと
思いますので、以上、最新情報をお伝えさせていただきます。
本件、動きがあり次第改めてご連絡させていただく予定です。

2015年11月21日土曜日

冬がくる前の点検

今年もあと2ヶ月を切りました。

こちら越後は日増しに寒くなってきており、夜の外出には防寒着が必要になりました。

自宅では一日中薪(まき)ストーブを焚いています。



さて、北海道では既に降っているとは思いますが、
本州もあと1ヶ月もすると雪、です。


雪が降る前のこの時期がランドローバーの点検の最後のチャンスです。

(雪が降るようになれば、なかなか時間が取れなくなりますので)


最近ご注文いただいた部品から、故障ヶ所をまとめてみました。


・ブレーキパッド摩耗、ローター摩耗 → 交換

・ブレーキキャリパーの油漏れ → ピストン、リペアキット交換

・油圧ホースの加締め部分がすっぽ抜けた → 油圧ホースリビルド

・マフラーの小タイコが落ちた → マフラー交換

・マッドフラップ(泥よけ)脱落 → マッドフラップ交換

・300TDIエンジンのゴムホースがあちこちヒビ割れていた
   → ラジエターホース、ブリーザーホース、ヒーターホース交換

・デフのフランジのオイル漏れ → フランジとオイルシール交換



等々です。

積雪、降雪時期にレッカー車で運ばれるのは、
心身ともに冷え冷えしますので、まだ雪のないこの時期に
点検するのが無難なようです。





2015年10月9日金曜日

Austrofoma 2015(オーストロフォーマ)から戻りました

オーストリア(ラリアではなく、リアのほう)で
4年に1回行われる世界最大級の林業機械展

『 Austrofoma オーストロフォーマ 2015 』

を訪問しました。

この林業機械展については、
10年近く前にその存在を知るようになり、
以来、ブログやYoutube等で情報収集を続けてきました。

ここ数年は目新しい技術はなさそうなので
正直、あまり期待していなかったのですが、
インターネットを経由した二次情報、三次情報と、
現場で直接得られる一次情報とでは情報の『質』が
本質的に異なるであろうという思いもあり、行ってみることにしました。

出展企業のブースが出展ブースが約150カ所、
来訪者18,000人以上とのことで、
いかにオーストリアの林業が産業として力(ちから)が
入っているかがうかがえます。

日本からは約120人が参加されました。

日本においては林業はニッチ業界で(笑)、
どこからそんな大勢の人達がやってきたのか不思議でなりませんでしたが、直接お聞きしたところでは、林業関係の企業、森林組合、林業機械メーカー、大学の研究者、等々とのことでした。

さて、今回訪問したのは結論としては大正解で、
これまでインターネットからでは知ることのできなかった情報を多数得ることができ、行って良かったです。







2015年10月6日火曜日

供給終了の部品の確保を進めています

ランドローバー部品の供給終了が続いています。

特にクラシックレンジローバーは顕著で、
今年の4月に発表された「ヘリテージ部門」プロジェクト発足の話しは一体何だったのか、全く謎です。


・・・と嘆いていてもしょうがありませんので、
供給終了部品の確保を静かに、着実に、進めています。
たとえば、

●センターデフロックのビスカスカップリング


●ATミッション、トルコン

●V8エンジン(36D、38D)等


今後、少なくなりはこそすれ、増えることはないであろう、
これら部品については、在庫がありますので、遠慮なくお問合せください。





2015年10月2日金曜日

10/4(日)〜9(金)オーストリア出張のご連絡です

オーストリアで4年に1回毎に行われる、
世界最大級の林業機械展を見学してきます。

ランドローバーとは違った世界観を持つ
これら林業機械については、かれこれ10年近く
調査研究を続けてきたわけで何をいまさら、
という気もしないではないのですが、
とはいえ、実際に見て触れるとまた違った情報を
得る事ができるかと思います。

4年に1回しかないという希少性もあり(笑)、
今回、思い切って行ってみることにします。


■日 程:2015年10月4日(日)〜9日(金) 6日間

■行き先:林業機械展 Austrofoma 2015(オーストロフォーマ)
     公式ホームページ http://www.austrofoma.at/
■場 所:Stift schlagl(オーストリア シュティフト シュレーグル)

■目 的:
Austrofomaは、4年に1度開催される世界最大級の
林業機械展です。
これを見学することで、里山においてランドローバーを活用するための情報収集を行いたいと思います。


2015年10月1日木曜日

ディスカバリー1 300TDI 入手しました

この夏は、当店ご利用者さまからいただいたランドローバー情報を他のお客さまにおつなぎしましたが、

当店用としても、ディスカバリー1 300TDI を
7月に1台、9月に1台、計2台確保させていただきました。

2台とも、スタッフ研修と日常業務に利用する予定です。



当店ご利用者さまにおかれましては、
V8エンジンが最も多いのですが、
次に続くのは300TDIで、故障の症状や部品の壊れ方や交換方法を検証するのに役立ってくれることを期待しています。


2015年8月1日土曜日

エアコン部品 取り揃えています

暑い日々が続いていますが、
いよいよ今日から8月。

夏と言えばエアコンです!
とうことで、本日のお題はエアコンです。


先日、ランドローバー90のエアコンを
修理されているメカニック様より、
エアコンホースとレシーバードライヤーのお問合せがありました。


エアコンホースはランドローバー純正品、社外品とも確保叶いませんので、国内リビルドにて対応させていただきました。

ホースは、国内リビルド品のほうが品質が遥かに
安心ですので、油圧ホース(パワステホース、オイルクーラーホース)も国内リビルドをお勧めしています。


次にレシーバドライヤーですが、
ディフェンダー純正品をお届けさせていただいたところ、
圧力スイッチ(プレッシャースイッチ)がはまらない、
とのご連絡をいただきました。

いま付いている現物をお聞きすると、
レシーバドライヤーと圧力スイッチ共に、
見たことがないものが付いていることが判明しました。

(後でわかったことですが、ランドローバーの並行ものには珍しいネジピッチのものが付いていることがあります)


一般的に、圧力スイッチのねじ山は2種類あり、
ランドローバー純正品はその一方(ミリねじ)を採用しているのですが、現物は他方(インチねじ)が付いているという訳でした。

このような場合、インチねじタイプの供給は終了しているため、レシーバードライヤーと圧力スイッチの両方をセットで交換する必要があります。


そして、その際の選択肢として、
ランドローバー純正品で揃えるか、国内汎用品で揃えるか、
を選ぶことができます。

今回は、メカニック様とご相談のうえ、
国内汎用品をご提供させていただきました。


ランドローバー部品は、
イギリスから取り寄せる部品以外にも、
国内汎用品があればそれも併せてご案内しています。


ランドローバー部品が供給終了でお困りの場合は遠慮なくご連絡ください。