2015年3月20日金曜日

ニュースレター(紙)第26号

BPJ【英国四輪駆動車部品販売】ニュースレター


第26号 2015年3月20日号 新月 18:36


こんにちは!

本号は、ランドローバーV8エンジンの最重要部品の一つである、
ディストリビューターのピックアップをご紹介します。


まず、ディストリビューターとは何かと言うと、
プラグに高圧電流を分配する装置です。

要は、プラグコードが沢山ささっているアレです。
略して「ディスビ」とも呼ばれます。

ボンネットをあけるとすぐに目に付きます。

なお、年式が新しくなるとディスビを使わないタイプ
(ダイレクトイグニッション方式)もありますので、
エンジンルームをご確認ください。

プラスチック製の円形にプラグコードが沢山ささっていればディスビが付いているということです。

さて、ディストリビューターが故障すると、

・エンジンが掛からない
・エンジンが掛かっても数分後に止まる

等の症状が出ます。

ところで、純正品は高価のため社外品をご利用の方が殆どなのですが、
困ったことにこの社外品は、品質のばらつきがあるのです。

そのため、当店にて

●ディスビキャップ交換

●ディスビローター交換

●イグナイター交換

を行ったうえでご提供させていただいておりました。

ところが先日、それだけでは足りずに

「ピックアップ」という部品の初期不良が発生しました。

このピックアップ、このほど純正品を入手することが可能となりました。

なお、ピックアップは、
イグナイターがディスビ脇に付いているタイプと、
離れた場所に付いているタイプとで部品が異なります。

両方とも確保できますので遠慮無くお問い合わせください。



今号は以上となります。それではまた~~~~(@^^)/^^^^






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2015年3月8日日曜日

ステアリングギアボックスのメインシャフト破損(続報)

ようやく、厳しい寒さがやわらいできましたね。


こちら越後の林道は
まだ雪でふさがっているものの、
道端に小さなフキノトウの頭が見えてきました。

春はもうすぐ、ですね。



さて、
本日のお題はステアリングギアボックスについてです。

以前、当店のお客様のディフェンダー110の
ステアリングギアボックスのシャフトが脱落した
(シャフトの途中で破断した)事例をご連絡させていただきました。


私じしん、このような事例は
初めてお聞きしたので非常に驚いたのですが、
メルマガ読者さまより、同様の故障を紹介したブログを
見つけたとのご連絡をいただきました。

こちらです。

http://blogs.yahoo.co.jp/hartfield_gb/35741072.html

ブログ記事の日付が2008年9月12日。
1995年式ディスカバリー1 走行16万キロとあります。

そして、更に驚くべきは、
2010年6月26日付けのコメントがあって、
レンジローバーにも同様な故障があったとのことです!

ということは、
私が知った限りで少なくとも3件、
実際はもっともっと多いのではないかと思われます。

幸いにもご自宅から出る際に起きたということで
大事には至らなかったとのことですが、
大惨事になってもおかしくありません。

ランドローバーが長持ちするのは、
決して部品一つ一つが耐久性があるという訳ではなく、

・アルミボディが錆びにくい

・オーナーさんが愛情を込めて修理をしている

・「走る曲がる止まる」部品供給が続いている


という理由から、と言えるかと思います。

ですから、一つの部品を何十年も使い続けても
OKという訳では決して無い、と。

ちなみに、
このような破損が原因ではないものの、
昨年後半から、ステアリングギアボックスのご注文を
ちょくちょく頂くようになりましたので、
在庫を持ちすぐに発送できる体制としました。


大事に至る前に、早め早めの点検修理の励行をお伝えする次第です。