2010年5月29日土曜日

フロアマットの下が水浸し

前回の続きです。

運転席と助手席の足下のフロアマットをめくってみたら、どうなっていたかということを動画でご紹介させていただきました。




ちなみに、このようにフロアマットの裏面のスポンジがびしょびしょに濡れているのは結構多いです。

大切なローバーをいたわるために、是非一度ご確認くださいませ。

2010年5月26日水曜日

クラシックレンジローバーの左座席の下

クラシックレンジローバーの点検作業をボチボチやっています。



クラシックレンジローバーというのは、上品な室内空間や分厚い断熱材(防音材)に惑わされて(?)そのまま乗ってしまいがちなのですが、入手直後は必ず一度は内装を剥いでみるようにしています。そうしないと、どんな爆弾が隠れているかわからないからです。

まずはシートの下の様子。
左座席の下には、ABSブレーキのコントロールユニット(コンピューター)が鎮座し、その脇にリレー、ヒューズが並んでいます。

気をつけているのは、これらが配置されている床面に水気が無いかどうか。

分厚いスポンジがビショビショで、床面が錆びている、ということはよくあります。

※クラシックレンジローバーはボディがアルミというのは有名ですが、全てアルミというわけではなくて、床面は鉄板です。

右座席も見ました。
右座席の下には、エンジン制御のコンピューター(ECU)があります。

ところで、前座席の足下のフロアマットをめくってみたら・・・・・

なななんと!!


(以下次回に続く)


2010年5月25日火曜日

クラシックレンジローバーのバキュームポンプ


クラシックレンジローバーのブレーキに使われているバキュームポンプです。
ご注文をいただきまして、お取り寄せさせていただきました。

クラシックレンジローバーのABS(アンチロックブレーキシステム)搭載車は、ブレーキフルードの圧力を高めるために、通常よくあるバキュームサーボを用いておらず、このようなポンプを用いています。

そのため、ブレーキペダルのタッチは独特で、実に繊細にコントロールでき、かつ良く効きます。

本当にすばらしいと思います。

ところが。

これがひとたび調子が悪くなれば、本当に「効かない」ブレーキとなってしまいます。

20年前は新品だったバキュームポンプも、今やご老体。
いつ調子が悪くなってもおかしくありません。

耐久消費財と割り切って交換するしかありません。

・バキュームポンプ
・バキュームポンプのリレー
・アキュムレーター

この3つで1セット。どれから先に調子を崩すかは個体差があるにせよ、1、2年のズレを待たずに故障することが多いようです(私もそうでした)。

こちらでも詳しくご紹介しています




2010年5月17日月曜日

ノンリターンバルブ (Tピース) の新旧比較

ディスカバリー1996年型に使われている、ノンリターンバルブです。

ティーピース(Tピース)とも言います。(もともとはTの字なので)
「T」の字というより漢字の「七の字」 に近いですが 笑。


ヘッドライトウオッシャーのホースの途中に接続されています。

なんでこれが必要かと言いますと、2つ理由があります。

一つは、ウオッシャー液のタンクから伸びたホースから、
左右のヘッドライトに分けるための分岐の役目。
これが一つ。

もう一つは、
ウオッシャー液のタンクよりもヘッドライトウオッシャーのノズルの方が低い場所にあるため、
ホースを伸ばしただけではダラダラとウオッシャー液が出てしまう(お漏らししてしまう)ため。
自然落差の水圧では液が出ないような弁が付いています。

以前、試しに口(くち)で吹いてみたことがありますが、どっちから吹いても全然通りませんでした。ウオッシャーモーターというのは、小さいのに頑張るものだと感心したものです。


今回、お願いして比較写真
を撮って送って頂きました。

お送りいただきましたUrodela様、ありがとうございます。


ディスカバリーに最初に付いていたものは左側、
今回
お取り寄せさせていただいたのは右側です。




分岐の部分のコブが小さくなっているところを見ると、
これまでのはスプリング2つに対し、新しいのは1つに省略されているようです。

(コストダウンか)

なお、ホースが接続される部分の直径は約10mmで、新旧とも同じです。

ついでに申しますと、クラシックレンジローバー1990年型のノンリターンバルブは、本当にTの字の形をしていました。

2010年5月10日月曜日

1998年型ディフェンダーのパワーウインドウ

先日、1998年型ディフェンダーのパワーウインドウのモーターについてお問い合せをいただきましたが、部品番号がわからなくて申し訳ありませんでした。

1998年型のディフェンダーと言いますのは、1948年にランドローバーがデビューして50年目にあたる記念すべき日本向け専用モデルです。

そのときに、世界に先駆けて日本向けにドアの窓ガラスにパワーウインドウが搭載されたわけです。

1998年ともなれば、もはや普通のクルマには当たり前についているパワーウインドウではありましたが、質実剛健、働くディフェンダーにとって、すごい事件だったと思います。

そのときにどんなモーターが使われたのかわからなかったのですが、昨日のミーティングにおいでの中に1998年型ディフェンダー90がいらっしゃったので、お願いしましたら快く見せてくださいました。


このオーナーの方は何度もやっているとのことで、スイスイと内装を取り外します。
防水シートをあけると、モーターが見えます。


たまたまクラシックレンジローバー(ディスカバリー)に使われているモーターがあったので並べてみました。
パッと見は同じようですが、細かいところで違いがあります。

このモーター、わざわざ専用設計にはしていないハズで汎用品なのだと思いますが、細かく見るといろいろ部品が違っています。

なお、ディフェンダーに日本以外でパワーウインドウが搭載されたのは2002年から。そしてその後2007年に型が変わって現在に至ります。

ところでこの部品番号は何番なのだろう?

ご存じの方がいらっしゃればご教えていただけると助かります。

メールアドレスはこちらです。(舘脇信王丸のアドレス)

※マニア向けのステキなプレゼントをご用意させていただきます。

ランドローバーミーティング参加しました。

5月8日(土)~9日(日)
いつものようにいつもの場所でいつものメンバーが集まりました。

で今回、クラシックレンジローバーを譲り受けました。

1990年型右ハンドルの正規輸入車です。

私が以前中古で購入したのは、1990年型左ハンドル(北米仕様の並行輸入車)でしたから、ほぼ同じ年代のクラシックレンジローバーの右ハンドルと左ハンドルを経験させていただくことになります。

これから、この20年もののクラシックレンジローバーをリフレッシュさせてやりたいと思っています。

と、その前に。

長野から新潟までたどり着けるか不安いっぱいでしたが、大きな故障もなく、無事到着しました。

久々にボディの付いたレンジローバーに乗ってみて、やはりクラシックレンジローバーはいいなぁ。

これで燃費が良ければ言うこと無しです。

2010年5月7日金曜日

5月8日(土)、9日(日)ランドローバーミーティングに参加

明日から出かけます。

日本ランドローヴァークラブのミーティングに参加します。

日本ランドローヴァークラブ
http://www.jlrc.org/

このクラブに入って13年経ちます。

長いおつきあいをさせていただいている方とは、ローバーの話しはほとんどしなくなりました(笑)が、

年に2回、このミーティングでお会いするのがとても楽しみです。

いつものように(笑)、
スバルサンバーバンに乗っていきます。

2010年5月3日月曜日

セカンドレンジのヒューズボックス

ヒューズボックスを取り寄せました。

これ、セカンドレンジローバー(2nd レンジ)のものです。

正直に言いますと、セカンドレンジは乗ったことも無ければ触った事もありません。(見たことはあります)

付いてきたヒューズは28本。
更に、ざっと20個ものリレーが差し込まれることになります。

いやすごい。

1970年デビューのレンジローバーは、ヒューズが3本しか無かった。配線がとってもシンプルでした。

(とはいえ、いくつもの回路を1本のヒューズで対応しているので、配線のどこかでショートしていたりすると、何がなんだかよくわからないという弊害もあります)

ご注文をいただきましたセカンドレンジの復旧を願っております。