2014年12月31日水曜日

この一年ありがとうございました

この一年、ご愛顧いただきまして心よりお礼申し上げます。


ことし、大きな故障に見舞われた方もいらっしゃるかと存じます。


ランドローバーの故障は、お年頃の私たちにとって、
いわば『厄払い』の意味もありますので、
この出来事を受け止めて、来年の飛翔につなげたいものであります。

そのためのサポートを全力でさせていただきます。



弊社倉庫に部品搬入中です


この年末年始も休まず営業しておりますので、
遠慮無くお問い合わせくださいませ。


良いお年をお迎えくださいませ。

舘脇信王丸

2014年12月22日月曜日

ニュースレター(紙)第23号

BPJ【英国四輪駆動車部品販売】ニュースレター


第23号 2014年12月22日号 新月 10:36



全国的な思いがけない大雪、お見舞い申し上げます。

大雪といえば四輪チェーンの出番です(^_^)

さて今号は、2014年の締めくくりとしたいと思います。

折に触れて申し上げている通り、
当店が古き佳き時代のランドローバーの部品を専門に扱っているのは、
古ければ何でも良いという「懐古趣味」やノスタルジー、
「骨董品を愛でる気持ち」からでは全くなく、
オフロードで実際に使えて、維持・修理が容易で末永く使える、
という機能的な意味あいからです。

ランドローバーにはオフロードカーとしての素性の良さが明らかにあります。

とはいえ、それらが製造されてから
20年、30年~と経ってしまっています。

浦島太郎や井の中の蛙になる訳にはいきませんので、
最新情報の収集は怠りなくやっていきたいと思います。

そこで、21世紀の最新オフロードマシンの状況を肌で感じるために、
今年の2月、アメリカカリフォルニアの砂漠のど真ん中で行われた
キングオブハマー(KOH)を見学に行ってきました。

結論としては以下の3点あります:

1.
競技マシンは数多く存在するが、
使われているデバイスはほぼ決まっている
(サスペンションはKING、油圧ステアリングは
HOWE等というように)。寡占状態。

2.
競技専用マシンを仕立てるにはそれなり
に時間とお金が掛かるものの、パイプフレー
ムを組めばあとは市販品を入手して取り付け
れば形になり、億単位も掛かる訳ではない。

ノウハウは当然必須だが、頑張れば小資本でもマシンが作れる。

3.
.KOHのような本格オフロード競技を見に来る人が乗ってきたクルマは、
ジープが圧倒的に多い。

しかもノーマル状態で乗っている人はゼロ
(私が乗っていったジープのレンタカーだけ笑)。

ランドローバーはごく僅か。
驚くべき事にディフェンダーは1台も見なかった。
アメリカでもディフェンダーはそこそこ売れているはずなのだが。

都市部のアスファルトでしか使われてないということか。
(ランドローバーオーナーとジープオーナーとではオフロード志向が全く異なるよう)



とはいえ、
ランドローバーは実際にオフロードで使える本格四駆ですので、
この性能を充分に引き出すお手伝いをさせていただきます。

今年のニュースレターはこれが最後となります。

今年一年、ご愛顧ありがとうございました。良いお年をお迎えくださいませ


         ~~~(@^^)/^^^^




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2014年12月10日水曜日

いよいよ本格的な冬が始まりました

いよいよ本格的な冬が始まりましたね。

事務所周りの積雪はひざ上になりました。

クラシックレンジローバーとディスカバリー1(V8)、
ディスカバリー1(200TDI)の12輪に四輪チェーンを巻きました。


部品発送を滞りなく行う準備は整っておりますのでご安心ください。






2014年11月22日土曜日

ニュースレター(紙)第22号

BPJ【英国四輪駆動車部品販売】ニュースレター


第22号 2014年11月22日号 新月 21:32



今年も残すところあと1ヶ月。

楽しい楽しい正月休みを目指してもう一踏ん張りですね(^_^)

さてさて、当店は今年に入ってディフェンダー愛好家さんが
増えてきまして、ディフェンダー部品のお問い合わせが多くなってきました。

そこで、今号ではディフェンダー用ランプをご紹介したいと思います!


ディフェンダー用ランプには大きく3種類の形状があります




ディフェンダー用ランプには大きく3種類の形状があります。

先ずは「旧タイプ」。

これは電球ソケットに配線がくっついています。
古いランドローバーにはこれが使われています。
(ちなみにもっと古くはレンズがガラス製ですが今回は割愛します)


次に「新タイプ」。

これは電球ソケットと配線とが分離します。
旧タイプと新タイプとでは、ぱっと見はよく似ていますがレンズ形状も異なり、
共通部品は一切ありませんのでご注意ください。


そして残る「北米仕様」。

NAS(ナス)とも呼ばれ、ノースアメリカスペックの略です。
これは直径が10cm程度と大きいです。


なお、新タイプと北米仕様とでは、電球ソケットが共通です(配線コードも共通)。


以上の3種類の形状に、
それぞれ3種類の色、すなわち赤(レッド)、橙(オレンジ)、白(ホワイト)があります。以上で9種類。

これらについて純正品、社外品があるので、ここまでで18種類。

更には、LED(エルイーディー)タイプもありますので、ここまでで27種類となります。
(LEDを希望の際はご連絡ください)


ところで、これらのランプは、
ランクルや三菱ジープ、スズキジムニーに取り付けている方もいらっしゃいます。


控えめですが味わいのある独特のフォルムは、どんなクルマでも似合うのが素晴らしいですね。


今号は以上となります。


それではまた~~~(@^^)/^^^^




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2014年11月12日水曜日

ディフェンダー110愛好家様がおいでになられました

いよいよ秋。

肌寒くなってきましたが、お元気でお過ごしでしょうか。

こちら新潟の里山では、
日中はポカポカ陽気ですが朝晩は冷え込むようになり、
自宅の薪ストーブは朝から焚いています。


さて、先日、愛知県のディフェンダー110愛好家さまが、新潟県への出張のついでにおいでになられました。


大変楽しいお話しで、また勉強になりました。ありがとうございました!


ランドローバー愛好家さんがおいでになられますこと大歓迎です。



事前に必ずご予約をお願いいたします。


年中無休の全国通販形式とさせていただいている都合で、
対応叶わない場合もございますこと、何卒ご了承ください。



その際、当店は里山の中にあり道足がわるいため
地元集落から当店までを送迎いたします。(片道約10分程度)


待ち合わせ場所はメールにてご連絡させていただきますので、お時間があえばぜひおいでくださいませ。





2014年10月29日水曜日

【重大故障事例】ステアリング関係の点検を!

本日は、命に関わる故障のご報告を2件いただいておりますので
ご案内させていただきます。


一つは、ステアリングギアボックスのシャフトが脱落したというものです。

幸いにも、車庫から出てすぐにハンドルが効かなくなったため、
大事には至らなかったのが不幸中の幸いといえます。





こちらに写真を掲載しましたのでご覧下さい:
http://rangerover.morimori-forest.com/index.php?go=hZP98L


実はこうなる前に、ハンドル(ステアリングホイール)のセンターがくるいだしたので、ハンドルを差し替えたとのことでした。



2件目の事例もやはりステアリング関係で、
ギアボックスのシャフト下端のドロップアーム先端のボールジョイントが走行中に引っこ抜けてハンドルが効かなくなったというものです。

ボールジョイント現物をお送りいただきましたので写真を撮りました。



先と同じページの下のほうに写真があります:
http://rangerover.morimori-forest.com/index.php?go=hZP98L





以上の2件はいずれも幸運にもオーナー様は無傷でありましたが、まかり間違えば大惨事に至ってもおかしくない故障であります。

ランドローバーは長持ちしますので
20年、30年、40年と乗り続けることは容易にできるものの、それには定期点検と部品交換が必須であります。


大事に至る前に、ぜひ点検をお願いいたします。


お二方さま、貴重な情報提供ありがとうございます!


また、故障事例をお持ちの方は下記よりご連絡くださいませ。


お問合せフォーム(24時間) 
http://rangerover.morimori-forest.com/index.php?go=0ZUNFb












2014年10月24日金曜日

ニュースレター(紙)第21号

BPJ【英国四輪駆動車部品販売】ニュースレター

第21号 20141024日号 新月 06:57


いよいよ秋も深まってきましたね。

夜には暖房を付ける方もいらっしゃるかと思います。

ちなみに自宅では、10月半ばになると朝から薪ストーブを焚いています。

ということで、今号はヒーターねたです。


クラシックレンジローバーのヒーター修理


クラシックレンジローバーは例えば、

・ヒーターブロアモーターからキュルキュル音がしたり、

・ヒーターコアから水漏れがしたり、

という故障があるかと思います。

なんせ最終モデルでも20年近く経っていますので、
既に一度は交換済みで、修理2回目の場合もあるかもしれません。

ブロアモーターやヒーターコア交換は、はっきり言ってかなり面倒くさいです。

修理が面倒くさいのは何もクラシックレンジに
限ったことではなくて、クルマのヒーター修理全般に言えることだとは思いますが、
ダッシュボードをバラバラにして、
傍(はた)からみたら「破壊」行為に及んで!

(なんせプラスチックは劣化しているし、
ウッドパネルを引っ張ると小ねじごとズボッと引っこ抜けることがありますので)

ようやくヒーターケースASSYを車外に摘出してみたものの、
ケースを分解しようとしたが分解できない、
というお問い合わせをいただきます。

それも、オーナーさんだけではなく、プロのメカニックさんからも
毎年お問い合わせをいただきます。



ヒーターケースの分解方法を、
ホームページにまとめましたのでこちらからご覧いただけます。


クラシックレンジローバーのヒーターブロワーモーター交換
http://rangerover.morimori-forest.com/index.php?go=Rso0BU



1.当店ホームページのトップページを出す (グーグルで 英国四輪 と検索)

2.左列にある検索窓に ヒーター修理 と入力して検索ボタンを押す

3.クラシックレンジローバーのヒーターブロワーモーター交換 という行をクリック


これから日増しに寒くなってきますので、
理もなるべく暖かい時期にしておくと心に余裕ができるかと思います。


それではまた~~~(@^^)/^^^^




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2014年10月20日月曜日

10月22日(水)〜25日(土)出張のご連絡です

いよいよ秋も深まり、肌寒い時期となりましたね。

早速ですが、この22日(水)から25日(土)迄の間、出張とさせていただきます。


どこに何をしに行くかと言いますと。。。


このたび、千葉県の林業行政さまより、
薪(まき)の製造販売についての講演の依頼を承りまして、
現地の山林視察と、講演をさせていただくことになりました。


行き先は千葉県九十九里浜近くの山林となります。





は? 

薪(まき)って何???

と思われた方もいらっしゃるかと思いますので説明しますと。

実は私、ランドローバー部品販売をさせていただく前に、
林業で起業しました。

そして、2007年より薪ストーブ用の
薪の製造販売(ネットショップ)を始めさせて頂きました。

薪ストーブと薪(まき)の情報サイト
http://makiya.morimori-forest.com/


ランドローバー愛好家さまの中にも、
薪ストーブ愛好家さんが多数いらっしゃるかと思います。

(私の知っているランドローバーオーナーさんも、薪ストーブを使っている比率が高いです)


ランドローバーも薪ストーブも、

『趣味性の高い実用品』

という性格は共通で、使い込めば込むほど、愛着が沸いて手放せなくなることは変わりないようです。


そのような訳で、今週は留守に致しますが、
ご注文、お問い合わせは通常通りメール等にてご連絡くださいませ。


お返事は、26日(日)以降に順次させていただきます。

以上、よろしくお願いいたします。

舘脇信王丸

(追伸)

パワーポイント資料で113ページの大作を作りました。

参加者さんは80数名とのこと。
久々に人前で話すのでいまから緊張していますが、がんばります!





2014年10月8日水曜日

第43回ランドローヴァーミーティング(LRM)につきまして

前回ご案内の通り、
いよいよ来週末はランドローヴァーミーティングであります。

そこで、さっそくお詫びです。

私、事情により参加するすることができなくなりました。


そのようなわけで、
参加を呼びかけておきながら参加することができず
大変申し訳ありません。

かわりといっては何ですが、
事務局長である兄(月王丸)は参加しますので、
何かあれば遠慮無くお声かけください。


★★★  ★★★  ★★★  ★★★  ★★★  

第43回ランドローヴァーミーティング(LRM)
2014年10月11日(土曜日)午前8時~12日(日曜日)午後5時

主催:日本ランドローヴァークラブ
   http://www.jlrc.org/

会場:長野県中央農業実践大学校 特設会場
   391-0112 長野県諏訪郡原村原17217-118

参加費:メンバー、ビジター問わず大人1人日帰り全泊共に2,000円。
同伴者も同様、家族は無料。

当日の連絡先:
事務局長 舘脇 月王丸(つきおうまる)携帯090-1253-7222
※ミーティング期間中のみ通話可能

11日(土)午後5時頃より「ナイトミーティング」を行いますので.各自の食器と飲み物、自分用の椅子、差し入れ等を持って事務局の薪ストーブの所に集まってください。

★★★  ★★★  ★★★  ★★★  ★★★  



それでは、参加される方は楽しんできてください。


以上、よろしくお願いいたします。





2014年10月5日日曜日

第43回ランドローヴァーミーティング(LRM)のご案内

暑い夏もおわり、日増しに秋の日差しとなってきていますね。

さて、来月はいよいよ、日本ランドローヴァークラブが主催する
恒例のランドローヴァーミーティングが行われます。

日本ランドローヴァークラブ
http://www.jlrc.org/

私も事務局メンバーとして参加しますので、是非おいでください!



★★★  ★★★  ★★★  ★★★  ★★★

第43回ランドローヴァーミーティング(LRM)
2014年10月11日(土曜日)午前8時~12日(日曜日)午後5時

■主催:日本ランドローヴァークラブ
   http://www.jlrc.org/

■会場:長野県中央農業実践大学校 特設会場
   391-0112 長野県諏訪郡原村原17217-118

■参加費:メンバー、ビジター問わず大人1人日帰り全泊共に2,000円。
     同伴者も同様。ご家族は無料。

   ※会場内でキャンプ可能ですし、
    近くにペンションが沢山ありますのでご利用いただけます。


★11日(土)午後5時頃より「ナイトミーティング」を行いますので、
各自の食器と飲み物、自分用の椅子、差し入れ等を持って事務局の薪ストーブの所に集まってください。



★★★  ★★★  ★★★  ★★★  ★★★



【臨時休業のご連絡】

10月11日(土)、12日(日)、13日(月)

の3日間に承ったお見積り・ご注文の回答は14日(火)以降とさせていただきます。

以上、よろしくお願いいたします。



それでは、会場にてお会いできますことを楽しみにしています!








2014年9月24日水曜日

ニュースレター(紙)第20号

BPJ【英国四輪駆動車部品販売】ニュースレター

第20号 2014924日号 新月 15:14


ようやく涼しくなり、ランドローバーの整備が進む季節になりましたね。


お客様から錆び対策についてご質問をいただ きましたのでお答えしたいと思います。


「ランドローバーの鯖(サビ)を防ぐ方法」

車齢が15年、20年、30年以上と経ってくる と、さすがに下回りの錆びが気になります。

例えば、ホイールハウス内側(前輪、後輪)、 
リアオーバーハング(後輪より後ろのシャシ、 ボディ)、
運転席と助手席の足下、シャシ全 体、といった場所に錆びが目立ちます。

特に、塩カルを撒く雪国では深刻です。

放置しておくと、あっという間に錆びだらけにな ります。

巷で云われる「ランドローバーのボディはアルミなので錆びに強い」
というのは アテにしないほうが無難です。

確かにボディは
アルミで錆びにくいかもしれませんが、
クラシックレンジのボンネットは鉄製ですし、
 ディスカバリー1の屋根も鉄製です。

また、 アルミボディの奥にあるインナーボディ、
ホ イールハウス内側、マッドフラップ取付板は鉄製なので、
しっかり錆びます。

雪国のランドローバーのマッドフラップが
朽ち落ちて無くなっている車両もあります。

(繰り返しますが、15年、20年も経てば何でもアリです)

前置きが長くなりましたが、ランドローバー を維持するうえで錆び対策は必須です。


お勧め防錆(ぼうせい)対策

とにかく錆びを落として防錆塗料を塗る必要があります。

手っ取り早いのは、
ホームセン ターで売っている「シャシブラック」(スプ レー缶)を吹きます。

何もしないよりはるか にマシです。

もっと本格的にやる場合は、ノックスドール(Noxudol)』がお勧め です。 

http://www.noxudol-j.com/
(グーグルで「ノックスドール」と検索すると出てきます) 

これは、多少の錆びが残ったまま塗っても
錆びの進行を止めることができるとされる優れものです。

もっと本格的に、1台丸ごとやりたいという場合は、
タフコート』をお勧め します。

http://www.tuff-kote.co.jp/
(グーグルで「タフコート」と検索すると出てきます) 

全国にある代理店に持ち込んで業者さんにやってもらいます(塗料は小売りされていません)。

下回りには黒色のベットリした塗料を塗り、
ドア内部には脇から小穴をあけて黄色っぽいワックスのような塗料を吹き込みます。

なんと10年保障付きです。

私自身、最初に買ったクラシックレンジにやってもらいまし た(1996年)。

この防錆効果は素晴らしく、 
こちら地元では普通乗用車でタフコートをしているクルマは多いです。

当時で7、8万円 位だったと記憶しています。

 一つ注意すべきは、
ノックスドールもタフコー トも、
数年経ってもベッタリしたままで、
そのために防錆効果が高いのでしょうが、
足回り修理の度に手がべとべとになります(手袋をはめれば良いのですが)。

重整備を行って から塗装したほうが良いかも知れませんね。

れではまた~~~~(@^^)/^^^^ 




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2014年9月10日水曜日

ディフェンダー90(50周年モデル)スピードメーターにつきまして

いよいよ今日から9月。

暑さが和らいでランドローバー整備をしやすい季節となりましたね。

さて、先日、ディフェンダー90 オーナー様より、
スピードメーターのご注文をいただきました。


*こちらでご案内しているものです:

AMR5974 スピードメーター ディフェンダー50周年モデル
http://rangerover.morimori-forest.com/index.php?go=BuJa8E


純正品(新品)をお届けしたところ、
0〜20km/hの間の針の動きがおかしいとのことでした。

・発進時 クルマが動きだしても針は0のまま、そのうちピョコンと動き出す
・停車時 20km/hあたりで針が引っかかって、そのままになったり、ストンと0に落ちたりする

この後、もう一つ純正品(新品)を取り寄せてお届けさせて頂いたのですが、
やはり同じ動きをするとのことでした。

さすがに、純正品 2個 が立て続けに動きがへんなのは、おかしい。

そのような動きをしているという方は他にいらっしゃいますでしょうか。



ランドローバー愛好家様ならご存じとは思いますが、
ランドローバー部品は、日本製の部品に較べてハッキリ言って品質が非常にあやしいです。


これは紛れもない事実です。


とはいえ、今までのメーターが0から滑らかに動いていたのに、
新品になって動きが滑らかではないのは、面白くない気持ちになるのも当然です。



当店が得意とするランドローバーの年式は1990年代なのですが、それらの新車当時よりも、最近のランドローバー純正部品の品質が落ちているのではないかと
思うことがしばしばあります。

たとえば、

・オルタネーター 純正品 プーリーを回すと引っかかりがある

・燃料タンクのブリーザーホース(ゴム製) 純正品 1年経たずに破断

・箱(袋)から開けたら中身の部品が違っていた 

等々というように。


燃料タンクのブリーザーホース(ゴム製)は、
それまで15年以上持っていたのに、純正新品に交換して1年持たないというのは
明らかにおかしい。

ランドローバー純正部品のシールには生産国が記載されているのですが、
イギリスはほとんどなく、チェコスロバキア、スペイン、フランス、等々と実に多様です。

まさに国際分業。(学生時代の経済学の授業を思い出します)

それはそれで結構なことだとは思いますし、
あちこちの工場に生産を委託していると察せられる訳ですが、
その際、できあがった部品は、スペック(仕様、性能)をきちんと満足しているのか。


できることなら製造販売権を得て、日本のエンジニアさんを連れて行って
品質管理をしたいという気持ちでいっぱいであります。


その後、当店ご利用者さまにお聞きしたところでは、

ディフェンダー50週年モデル(1997年〜1998年式)のみならず、
2000年前後のディフェンダーのスピードメーターでも、
同様の動きをしている車両があることが判明しました。

2000年前後のディフェンダーは、20周年モデルとは
異なるスピードメーターなのですが、それでも起きているということは、
ランドローバー社は確信犯的に低速時にぴょこぴょこ触れることは
問題にしていないものと察せられます。



実は、ランドローバーのこの「ええ加減さ」とも云うべきものが
イギリス車の味わい、ランドローバーの味わい、を構成する一部といえなくもありません。


品質、精度の高い、近くのトヨタではなく、
わざわざ(イギリスにとっては)「極東の地」で
ランドローバーを愛し、乗り続ける意味はなにか?

ランドローバーという類い希(たぐいまれ)な設計思想を持つクルマに魅せられる気持ち。

不具合が出るたびに、祈る気持ちでエンジンを掛け、自宅に戻るまでが冒険となる時空。


それは、実用を超えた、
パッション、情念、とでもいうものなのだろうと、思います。



ところで、ランドローバーの品質が悪いのは確かですが、
オフロードに入れば入るほど、険しければ険しいほど、
心強い相棒になります。

この気持ちは、他の四駆ではなかなか味わえない。



また、先のスピードメーターにしても、
スピードメーターが必要な速度域では全く問題なく機能しているわけで、
イギリス側にとっては「何をどうでも良いことをグズグズ言っているのだ」
と思われるかもしれません。


そのようなやりとりを経ながら、
イギリスのクルマ文化というものの一端に触れる経験もまた、日本でランドローバーに乗ることの楽しみと言えるかもしれません。







2014年9月4日木曜日

交換が簡単で熱劣化の心配がないイグナイターの移設



クラシックレンジローバーV8エンジンの
イグナイター(モジュール)は、ディストリビューター脇の狭い場所に付いているために、イグナイター交換が面倒くさいです。

特に、ディストリビューターが純正品の場合はイグナイター固定ビスの頭が6角のため狭いながらも工具が入るのでまあ良いのですが、ディストリビューターが社外品の場合は、取付ビスが「ポジドライブ」のため工具が入りませんので、ディストリビューターASSYをエンジンから引き抜いてイグナイターを交換することになり非常に面倒なものとなります。

ところで、このイグナイターは、ちょくちょくご注文いただいていることからして、寿命が来ている場合が多いです。


部品としては小さいし、狭い場所でなければ出先で気軽に交換することも可能なのですが、ディストリビューターを引っこ抜かなければならない(点火時期を調整する)となれば、出先の合間に交換するという訳にはまいりません。



そもそも、イグナイター内部は電子機器なのですが、このようにエンジンのど真ん中の熱い場所に設置されていること自体、ムリがあると言えなくもありません。



そのような訳で、ランドローバー愛好家さんの中には、交換がラクで、涼しい場所にイグナイターを移設している方もいらっしゃいますのでご紹介させていただきます。

STC1184 イグナイター移設を詳しく見る>






なお、この移設に際しては、ディストリビューターに延長コードをしっかりと固定する都合から、一度ディストリビューターを引っこ抜いて加工することになります。

ですから、今後、ディストリビューター故障でディスビを引っこ抜く際に移設するのが良いかもしれませんが、長い長いランドローバーライフ。

あと数十年はこのV8エンジンとつきあうことになると思いますので、思い立った時が最適のタイミングと言えます。

このようにして一つ一つ、修理が簡単にできるように改良を加えていくのも、ランドローバーの「性能アップ」の一つと言えるかと思います。


STC1184 イグナイター移設を詳しく見る>








2014年8月31日日曜日

見積り回答を受け取っていない方はご連絡ください

英国四輪 舘脇です。
http://rangerover.morimori-forest.com

先日のブログで、無料見積りフォーム(24時間受付)が
復旧したとお伝えしましたが、先ほど、8月中旬頃に見積りをしたけれど返事が返ってきていない、
という方からご連絡をいただきました。


大変申し訳ありません。

ご返事していないということは、
こちらには届いていないということですので、
まだ返事を受け取っていない方は、いまいちどご連絡くださいませ。

電話が早いです: 0256−45−4538(9時〜19時)

FAX 0256−45−4538(24時間受付)

メール nob★morimori-forest.com ★を半角@にかえる



日中ですと早い時では数分以内、
日をまたいでも24時間以内にご返事しております。

24時間経っても返事がないというのは、
私のほうに届いていないということになります。



その場合は、以下にご連絡ください:

電話 0256−45−4538(9時〜19時)

FAX 0256−45−4538(24時間受付)

メール nob★morimori-forest.com ★を半角@にかえる



お手数をお掛けしますが、何卒よろしくお願いいたします。


舘脇信王丸


2014年8月27日水曜日

無料見積りフォーム(24時間受付)復旧しました

英国四輪 舘脇です。

いま、無料見積りフォームを作り直して、動作チェックを完了しました。

こちらをご利用ください。

無料見積りフォーム(24時間受付)
http://rangerover.morimori-forest.com/index.php?go=KicCHN


もしまだエラーとなったり、途中で画面が真っ白になった場合は、

直メール nob■morimori-forest.com ← ■を半角@にかえる

宛てにご連絡ください。

以上、よろしくお願いいたします。


舘脇信王丸

無料見積りフォーム不具合のご連絡

英国四輪 舘脇です。
http://rangerover.morimori-forest.com

無料見積りフォーム(24時間受付)ですが、
現在、動作しておりません。(原因不明です)

しばらくは、

直メール nob■■■morimori-forest.com ←■■■を半角@にかえる

宛てにご連絡ください。

電話 0256−45−4538(9時〜19時)

FAX 0256−45−4538(24時間受付)

にても承ります。

お手数をお掛けいたしますが、何卒ご了承くださいませ。


舘脇信王丸 拝

【英国四輪駆動車部品販売】
http://rangerover.morimori-forest.com

2014年8月25日月曜日

無料見積りフォームがエラーの場合はお電話ください

英国四輪 舘脇です。
http://rangerover.morimori-forest.com

無料見積りフォームがエラーとなるご報告を頂いております。

大変申し訳ありません。

昨今の迷惑メール事情に伴い、フィルター機能が強まっている結果と認識しています。
(特に、フリーアドレスのメールはエラーとなるようです)

24時間たっても私のほうから連絡が無い場合は、
メールが届いておりませんので、私に電話ください。

電話 0256−45−4538(9時〜19時)

おなじ番号でファクシミリを承っております。

FAX 0256−45−4538(24時間受付)


FAX番号を必ずご記入ください。

FAX番号がないために、私のほうから返信できないことがあります。


または、直メール
nob■■■morimori-forest.com 
←■■■を半角@(アットマーク)に変える

にても承ります。



以上、よろしくお願いいたします。

ニュースレター(紙)第19号

BPJ【英国四輪駆動車部品販売】ニュースレター

第19号 2014825日号 新月 23:13


残暑お見舞い申し上げます。

全国的に暑くもあり、
かつ大雨でもありのこの夏ですが、お元気でお過ごしのことと存じます。

さて、本号は、
クラシックレンジローバー(AT)のトランスファーシフトノブについてです。


【クラシックレンジ専用】
もげたトランスファーシフトノブの修理部品

先号のニュースレターでも触れましたが、
クラシックレンジローバーのトランスファー(HI/LO)の切替えをするとほぼ必ず、
ノブがもげます(涙)。

これは、金属の棒が差し込まれている部分(なかご)の
樹脂が経年劣化して割れてグサグサになるためです。

(ちなみに、ノブそのものは極めて頑丈でビクともしません)

これまでは、
シフトノブ純正品をお取り寄せさせていただいていましたが、
既に部品供給が終了しており、
現在はイギリスの部品業者さんでも在庫が尽きてしまっています。

先述の通り、
割れるのは金属の棒がささる部分だけですので、
この部分だけ交換すれば良いのですが、
残念ながらここだけの部品供給はありません。

そのため、当店で国内制作しました。

※以下では、この部品をシフトノブ「なかご」と呼びたいと思います。

シフトノブ      「なかご」



さて、「なかご」
何種類か作って試行錯誤した結果、
テーパー状の穴に合わせてテーパー状に加工しました。(上の写真)
 

また、「なかご」にねじを切る必要から、
堅くて丈夫な「ジュラコン」という材質を採用しました。

ただし、シフトノブと「なかご」の両方が堅い材質のため、
密着を良くするために「なかご」にはシールテープを巻いてシフトノブに
圧入する(ノブを手にに持って床にぶったたく)という形にしました。

そのため、工具は一切不要です。

加えて、接着剤を一切使わずとも以上の方法でガタなくしっかりと固定されます。

ようやく販売開始に漕ぎ着けましたので、ご希望の方はご連絡ください。

「なかご」にシールテープを巻いた状態にてお届けします。

本日は以上となります。

まだまだ暑い日は続きます。何卒ご自愛くださいませ。


それではまた~~~~(@^^)/^^^^




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COPYRIGHT © 2014 , 【英国四輪駆動車部品販売】 



追記:

「なかご」は、
当初はジュラコン(白色)という材料を使っていましたが、
現在は少し柔らかめの硬質プラスチック(青色)に変更しました。








2014年8月18日月曜日

クラシックレンジ用トランスファーノブ「なかご」第2ロット募集します


RRCトランスファー用シフトノブ「なかご」

前回、クラシックレンジローバー用トランスファーレバーの「なかご」をご案内させていただきましたところ、おかげさまで初回ロットが完売しました。

今回、ご購入叶わなかった方々には大変申し訳ありませんでした。

これから、第2ロットの制作に入りたいと思いますので、ご希望の際はご連絡ください。


※既にこちらから連絡済みの方は再度のご連絡は不要です。

初回ロットをご提供できなかった方々のために、
第2ロットも特別価格にてご案内させていただきます。


「なかご」【第2ロット】
クラシックレンジ用トランスファーノブ

・シールテープを巻いた状態でお送りします。

・工具、接着剤は一切不要で取付けできます。



クラシックレンジローバーの
トランスファーレバーを動かしたらシフトノブがポロッともげた・・(涙)

の声にお応えして

トランスファーノブ『なかご』をご用意しました!

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2014年8月12日火曜日

クラシックレンジ用トランスファー(HI/LO切替)ノブがもげる件

残暑お見舞い申し上げます。

全国的に暑くもあり、かつ大雨
でもありのこの夏ですが、お元気でお過ごしでしょうか。


さて、本日はクラシックレンジローバーの
トランスファー(HI/LO切替)シフトノブについてのご案内です。


※ディフェンダー、ディスカバリー用については、
 別途開発中ですのでお問合せください。


クラシックレンジローバーのトランスファー(HI/LO)の切替えをして、ぽろっとノブがもげた経験をされた方もいらっしゃるかと思います。


新車から15年以上経たクラシックレンジはほぼ必ず、ノブがもげます(涙)。


これは、金属の棒が差し込まれている部分(なかご)の樹脂が経年劣化のため割れてグサグサになるためです。

(ちなみに、ノブそのものは極めて頑丈で割れることはりません)

数年前までは、シフトノブ純正品をお取り寄せ
させていただいていましたが、既にランドローバー社は
部品供給を終了しており、現在はイギリスの部品業者さん
でも在庫が尽きてしまっています。

先述の通り、割れるのは金属の棒がささる部分だけですので、この部分だけ交換すれば良いのですが、残念ながらここだけの部品供給はありません。

そのため、当店で国内制作しました。

以下では、この部品を「なかご」と呼びたいと思います。

さて、「なかご」を何種類か作って
試行錯誤した結果、以下の仕様となりました。

まず、テーパー状の穴に合わせてテーパー状に加工しました。

また、「なかご」にねじを切る必要から、
堅くて丈夫な「ジュラコン」という材質を採用しました。

ただし、シフトノブと「なかご」の両方が堅い材質のため、
密着を良くするために「なかご」にはシールテープを巻いてシフトノブに
圧入する(ノブを手にに持って床にぶったたく)という形にしました。


そのため、取付には工具は一切不要です。

ご希望の方は遠慮なくご連絡ください。


初回ロットにつき、数量が限られておりますので、先着順となりますこと、ご了承ください。







2014年7月27日日曜日

ニュースレター(紙)第18号

BPJ【英国四輪駆動車部品販売】ニュースレター

第18号 2014727日号 新月 07:42 


こんにちは!

全国いたるところで局地的な大雨が降っていますが、
皆様、お元気でお過ごしでしょうか。

こちら地元でも先日の大雨で、
床下浸水や県道のアンダーパスに水が1メートル以上溜まっ
クルマが立ち往生する等、被害が出ています。

ランドローバーはタイヤが大きく
車高が高いので多少の水は大丈夫とはいえ、
くれぐれもご用心ください。

また、デフやスイベルハウジングに浸水して、
中の油脂が白濁することがありますので、
の中を走った直後は、給油口を開けて油量と汚れ具合の点検をお勧め致します。

さて、いよいよ今号のお題です。

【災害対応】ランドローバーオフロード体験

オフロードを全く走っていない(と思われる)ランドローバーは、実は非常に多いです。

どうしてそれがわかるかというと、
一つに、ボディ・下回りに枝や草による引っ搔き傷が全く無いのと、
下回りが全く汚れていない、変形していないということでわかります。

腹下をぶつければ塗装の引っ搔き傷や変形という形でわかりますので。

二つに、副変速機(トランスファー)レバーを動かそうとすると、
ものすごくかたくてレバー操作に難儀する、ということでわかります。

新車から15年〜20年もの間、
殆ど全く副変速機のレバー操作をしていないと思われるランドローバーが非常に多いです。

更に、クラシックレンジローバーについていえば、
副変速機レバーを動かすと、ノブがもげる(!)はずなのですが、
もげていないというのは、レバー操作をしていないという証拠です。

(ノブがもげるのは、
雌ねじ部分のプラスチックが経年劣化により割れるためです。
ノブの純正品は世界的に入手出来なくなっているのですが、
雌ねじ部分のプラスチックの国内製造に成功しましたので、
好評販売中です。もげている場合はご連絡ください)

さて、話しを戻します。

近年、ちょくちょく起きる災害を見ての通り、
いつどんな事態に遭遇するかわかりません。

イザという時のための経験を積んでおいて損はありません。


例えば、

クルマが雪道でスタック(亀の子)した時の脱出方法、
牽引の仕方、スコップの使い方、ウインチの使い方、
ワイヤーロープの取り扱い方、という、基礎的な素養です。

また、野外での火の焚き方、
環境に優しいトイレの作り方、野営の仕方、
といったことも知っておけばご家族のみならず、
避難されている方を助けることにもなります。

ところで、
宇宙飛行士は高度な航空・宇宙に関する知識を勉強し、
最先端テクノロジーの取扱方法を十年にも亘る訓練を通じて習得しますが、
それに加えて、地球上のいかなる地点に不時着しても生き延びることができるように
冒険家・探検家顔負けのサバイバル技術を学び、実践訓練しています。

ランドローバー愛好家さんにおかれましても、
職業上の高度な専門知識や経営能力に加え、
ランドローバーの能力を引き出し、いかなる災害にあってもご自身とご家族を守り、
被災者を助ける知恵を身につけるトレーニングをしておく機会をご提供させていただきます。


ご興味があればご連絡ください。


http://rangerover.morimori-forest.com/


COPYRIGHT © 2014 , 【英国四輪駆動車部品販売】



2014年7月26日土曜日

お盆の帰省前にブレーキ点検のご案内

猛暑、お見舞い申し上げます。


8月まであと1週間を切りました。


夏は暑くて当たり前とはいえ、はやり酷暑はこたえますね(*^_^*;)



さて、お盆はランドローバーで帰省される方もいらっしゃるかと思います。

せっかくランドローバーで出掛けたものの、途中でトラブルが起こるといろいろ面倒です。


工具を持てば手や服が汚れる、時間に遅れる、JAFを呼ぶのにお金が掛かる、
といった一連の出来事は、一人ならまだしも、
ご家族(なによりも奥様)が不機嫌になると、
後々のランドローバーライフに大きな支障が出るかと思います・・・


過去にランドローバーに乗っていたものの、
私が会った時点では手放された方には必ず、手放した理由をお聞ききしています。

すると、故障は時々あって路上で動かなくなったこともあるにはあるが、
それくらいでは手放そうとは思わなかったのだけれど、奥さんから、
もうあんなクルマはいやだと激しい抵抗にあって泣く泣く手放した、
という方が非常に多いです。



前置きが長くなりましたが、
ランドローバーに限らず、クルマの最重要部品である
ブレーキについては、この機会にご確認いただければと思います。


具体的に見る場所は以下の通りです:


1.ブレーキパッドの摩耗
ワーニングランプ(警告灯)に頼らずに、ホイールのすき間から
(必要によってはホイールを外して)ご確認ください


2.ディスクローターの摩耗
厚みや、パッドが当たる面を爪の先でなぞってガタツキを確認します


3.ピストン、シール
外観からではわかりにくいのですが、
例えば、ブレーキパッドを交換すると、ブレーキ液が漏れ出す場合があります。


この原因は、パッドがすり減った分、ピストンが外に出てくるのですが、
ピストンが錆びてしまうことがあります(特に、塩カルを撒く雪国では)。

新しいパッドを付けると、錆びたピストンが中に押し込まれることにより、
シールを傷めてブレーキフルードが漏れるという、そういうカラクリです。

シールを10年以上交換していない車両も多いようですが、
走行中に漏れるリスクを考えると、車検(2年)毎とは言わないにせよ、
5、6年に1度はシール交換をした方が無難です。

なお、ピストンは、シールが接する外周面が綺麗なら問題ありませんが、
メッキが剥がれたり、錆びていたら交換となります。

最後になりますが、シール交換の際に、
メカニックさんによって、キャリパーを分解する場合と、
分解しない場合とがあります。


キャリパーの分解掃除の手間としては、分解したほうが
掃除がラクですが、分割した(割った)場合は、
接合面にはまっている円形ゴムも劣化しているので交換を
お勧めします。(そのまま付けると、液漏れを起こす事があります)

ちなみに、ソリッドディスク対応のキャリパーの分割面にはまる
円形ゴムはランドローバー部品として供給されていますが、
ベンチレーテッド対応のキャリパーの分割面にはまる
円形ゴムはランドローバー部品としては供給されていません。


しかし、ようやく、
ベンチレーテッドキャリパーの2分割面にはまるゴムを見つけ出し、在庫があります。


これからの夏のシーズンは、旅行やお盆の帰省等、
ご家族と行動を共にする事が多いと思います。


楽しい外出となりますよう、ランドローバーの点検を怠りなくしておきたいものです。