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2015年12月28日月曜日

イグナイター移設事例をいただきました

V8エンジンが走行中にいきなり止まる、
という故障の原因が、イグナイターにあったという事例を
今年は10件近くご連絡いただきました。

イグナイターというのは、
クラシックレンジローバーのディストリビューター脇についている四角いものです。


なお、1993年頃からは熱対策のために配線が伸びてエンジンルーム脇のイグニッションコイル近くに設置されました。


イグナイターがディストリビューター脇に
付いている場合は交換が非常に大変なのと、
そもそも高熱の場所に設置するのは
そもそもよろしくないため配線を伸ばしてエンジンルームの端に移設する方がいらっしゃいます。

先日、移設された方から
写真をお送りいただきましたのでご紹介します。


以下のページ後半の写真をお送り頂きました:

STC1184 イグナイター移設 クラシックレンジローバーV8


茨城県 I 様、ありがとうございます!




2014年9月4日木曜日

交換が簡単で熱劣化の心配がないイグナイターの移設



クラシックレンジローバーV8エンジンの
イグナイター(モジュール)は、ディストリビューター脇の狭い場所に付いているために、イグナイター交換が面倒くさいです。

特に、ディストリビューターが純正品の場合はイグナイター固定ビスの頭が6角のため狭いながらも工具が入るのでまあ良いのですが、ディストリビューターが社外品の場合は、取付ビスが「ポジドライブ」のため工具が入りませんので、ディストリビューターASSYをエンジンから引き抜いてイグナイターを交換することになり非常に面倒なものとなります。

ところで、このイグナイターは、ちょくちょくご注文いただいていることからして、寿命が来ている場合が多いです。


部品としては小さいし、狭い場所でなければ出先で気軽に交換することも可能なのですが、ディストリビューターを引っこ抜かなければならない(点火時期を調整する)となれば、出先の合間に交換するという訳にはまいりません。



そもそも、イグナイター内部は電子機器なのですが、このようにエンジンのど真ん中の熱い場所に設置されていること自体、ムリがあると言えなくもありません。



そのような訳で、ランドローバー愛好家さんの中には、交換がラクで、涼しい場所にイグナイターを移設している方もいらっしゃいますのでご紹介させていただきます。

STC1184 イグナイター移設を詳しく見る>






なお、この移設に際しては、ディストリビューターに延長コードをしっかりと固定する都合から、一度ディストリビューターを引っこ抜いて加工することになります。

ですから、今後、ディストリビューター故障でディスビを引っこ抜く際に移設するのが良いかもしれませんが、長い長いランドローバーライフ。

あと数十年はこのV8エンジンとつきあうことになると思いますので、思い立った時が最適のタイミングと言えます。

このようにして一つ一つ、修理が簡単にできるように改良を加えていくのも、ランドローバーの「性能アップ」の一つと言えるかと思います。


STC1184 イグナイター移設を詳しく見る>