2010年7月19日月曜日

エアサスペンション(ベローズ)の劣化状況

クラシックレンジローバーのエアサスペンションの劣化状況の動画をご覧いただけます。



クラシックレンジローバー1997年型 バンデンプラ(並行輸入)のエアサスです。

ゴムは劣化がひどく、表面はがさがさボロボロ、繊維が出ている部分もあります。

エアサスのゴム部分は、経年劣化しますので、走行距離に関係なく、年数が経てばパンクします。

1997年3月に初年度登録したこのバンプラ。13年の歳月でここまで劣化が進むものかと思いますが、事実だから仕方ありません。

走行中にパンクすると大変危険ですので、
もし、新車から一度も交換されていなければ、即刻交換をお勧めさせていただきます。

※なお、この動画はiPhone 4で撮影しました。



2010年7月18日日曜日

クラシックレンジローバーのAアームについての動画解説

今日、暑い中(本当に)、iPhone 4で撮影しました。

クラシックレンジローバーのリアサスペンションのAアーム(エーアーム)についての解説です。



今回、撮影に使用したのは、バンテンプラ(108インチ)エアサス仕様のAアームです。

エアサス仕様ですからボゲ(車高調節のための油圧ダンパー)が付かないものです。

ところで、iPhone 4の動画は、
画質としてはまあまあ使えるレベルでしょうか。


今まではサンヨーのザクティ(xacti)を使っていました。
防水なのでこれはこれで捨てがたいです。


リアサス Aアームボールジョイントはどこにあるのか?

クラシックレンジローバーのリアサスペンションのAアーム(エーアーム)の

ボールジョイントの位置についてご説明させていただきます。



このようにAアームのボールジョイントは、後ろ正面から腹下を覗き込むと見えます。

なお、コイルスプリング仕様の場合は、Aアームに太い油圧ダンパーが取り付けられています。

※この動画には写っていませんが、クラシックレンジローバーの腹下をよーく覗き込むと見えます。

これが、クラシックレンジローバーの設計思想の肝(キモ)の一つ、車高調整ダンパー(BOGE ボゲ社製)となります。

2010年7月17日土曜日

オーツーセンサー等到着しました

ランドローバーの部品がもろもろ到着しています。

■ブレーキキャリパーオーバーホールキット

■ディーゼルエンジン用フェールフィルター(燃料フィルター)
ディーゼルエンジン用の燃料フィルターは、V8ガソリンエンジン用と全く違いますのでご注意ください。



■V8エンジン用オーツーセンサー
オーツーセンサーというのは、Yピース(ワイピース)に差し込まれている、センサーです。

Yピースというのは、排気ガスが通るパイプのことです。

排気ガスはエンジン左右から出て、それを1本にまとめている部分です。
(ローバーの腹下に潜ると見えます)


オーツーセンサーは、
左右に1本づつ、ローバー1台につき2本付きます。
 
1本づつ販売可能ですが、経年劣化を考えますと2本同時交換をお勧め致します。

なお、写真下にある小袋は、『焼き付き防止剤』です。これも付いてきます。

取付時にセンサーのネジ山に塗り込んで下さい。

(そうしないとネジ山が熱で焼き付いてしまい、
数年後に緩める時に非常に難儀なことになります)


2010年7月14日水曜日

クラシックレンジローバーの左座席の下

クラシックレンジローバーの点検作業をボチボチやっています。



クラシックレンジローバーのステアリングホイールをノーマルに戻しました

クラシックレンジローバー1990年型には、前オーナーさんがナルディ(NARDI)のステアリングホイール(ハンドル)を取り付けていらっしゃいましたが、このほど純正に戻しました。
(実際に取り替え作業をしたのは兄です)

ノーマルの方が一回り大きいです。(逆にいえばナルディの方が小さい)

ハンドルというのは、フロントタイヤの向きを変えるという力学伝達の他に、外部情報の入力経路でもあるわけで、操縦する当人にとって最善のインターフェースデバイスを備えているべきだと、思います。

その意味で、社外品を取り付けることを否定は致しません。

兄や私の場合、レンジローバーのオリジナルのステアリングホイールが最も安定して使いやすいので、ノーマルに戻しました。


ステアリングホイールをノーマルに戻した竣功写真。

なお、ハンドルのてっぺんのオレンジ(黄色)いのは、タイヤの向きが直感的に分かるように貼りました。ゴアテックスのリペアテープです。

※手元にある素材で、色と接着性を考えたらこれになりました。


2010年7月7日水曜日

エアコンのレシーバードライヤー

暑い日が続いています。

クーラー(エアコン)の部品をお取り寄せさせていただきました。

写真はクラシックレンジローバー1990年型用のレシーバードライヤーです。
劣化しがちなのは、これにエキスパンションバルブ、コンプレッサーを加えた3点セットとなります。

既に蒸し暑くなっていますが、まだ夏は長いです。

ご入り用の方はお早めにお問い合せくださいませ。

2010年7月6日火曜日

V8用プラグコードは1本づつお買い求めいただけます

V8エンジンのプラグコードです。

通常、8本セットで販売されていますが当店では1本づつお取り寄せが可能です。

必要なプラグコードの長さを測ってご連絡くださいませ。

長さの計り方のご説明をします。

まずは、ディストリビューターキャップに差し込む側の端末です。
中心部を起点にして測って下さい。(赤い矢印のところ)

次にプラグに差し込まれる側は、斜めに折れ曲がる部分の中心を終点にしてください。(赤い矢印の場所)
この場合、長さは405mm(40.5センチ)となります。

ご注文の際は、

「V8エンジン用プラグコード 長さ405mm   1本」

というふうにご連絡下さいませ。

クラシックレンジローバー用パワーウインドウモーター入荷しました

クラシックレンジローバー用のパワーウインドウモーターです。
※写真は前席右ドア用です。
パワーウインドウモーターはドア4枚に同じように取り付けられていますが、一番早くおなくなりになるのは運転席のウインドウモーターです。(当たり前といえば当たり前ですね)

多くの場合、動きが遅くなったり、動いたり動かなかったりというふうに、完全に動かなくなる前に予兆があります。

ご注文くださったお客様の場合は、動かなくなったときにドア内張からドンドンと叩いて、だましだまし動かしていたとのことですが、先日完全に動かなくなったとのことです。

なお、パワーウインドウモーターは、写真を見て分かるとおり、配線が付いておりません。

黒いプラスチックのカバーを外して配線を取り付けることになります。圧着端子が差し込まれるようになってはいますが、最初からクラシックレンジローバーに取り付けられているものはハンダ付けされています。

錆びによる接触不良や振動で外れることを考えますと、圧着端子よりもハンダ付けした方が良いと存じます。

ご希望の方には当店にてハンダ付けさせていただきます。(有料)
ご注文の際にお申し付けくださいませ。

2010年7月3日土曜日

フリーランダーのエンジン部品 お取り寄せしました

フリーランダー V6 2500ccエンジンのバルブ(インテーク、エグゾースト)、ヘッドガスケット、タイミングベルト、のご注文をいただきました。

バルブです。これはインテーク(吸気)バルブ。全部で6本。
エグゾースト(排気バルブ)もあり、微妙に形状が異なります。こちらも6本です。(何あたりまえのこと言ってんだよ、と言われるかも知れませんが、念のため)

ヘッドガスケットです。薄ーい鉄板を4枚重ねてリベットで留めてあります。このような作りは初めて見ました。(V8エンジンのヘッドガスケットはは銀色の昔ながらの作りです)

こちらがアイドラー プーリーです。
軸の取り付け部分は金属製ですが、周りのサーペンタインベルトに接する部分はプラスチック製です。(下の写真の黒色の部分)


こちらが、サーペンタインベルトです。

フリーランダーの回復をお祈りいたします。

2010年7月1日木曜日

【追悼】スペン・キング氏

スペン・キングさんがお亡くなりになったとのことです。


スペン・キングさんというのは、レンジローバーの生みの親として世界的に有名な方です。

2週間前に起きたミニバンと自転車との交通事故で、
キングさんは自転車に乗っていたとのこと。85歳。

いつかお会いしたいと思っていただけに、突然の訃報に驚くばかりです。

ご冥福をお祈りいたします。

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それにしても、「いつか」は来ない。

人生は短い。やりたい事は1こ1こ着実にやっていかないと人生は終わってしまう、と思った次第です。