2012年8月25日土曜日

クラシックレンジローバーのリアデフ、ホーシング

クラシックレンジローバー愛好家様より、リアデフが壊れたとのご連絡をいただきました。

個人用に取っておいた手持ちのリアホーシングをお送りさせていただき、かわりに壊れたホーシングを送っていただきました。

これが以下の写真です。


このリアホーシングは、ハブ部分が「きのこタイプ」で24スプラインです。



デフハウジングがバッサリ縦に切られています。内部部品が飛んでぶった切られたようです。切り口から見える光りものは、テーパーローラーベアリングです。

ディファレンシャル(作動)部分がもげています。破片はデフの中にありました。

デフ玉(ギア部分)と破片を取り外して、ハーフシャフトを挿入した状態です。

写真左手がリア右輪、右手がリア左輪です。


ハブは「きのこタイプ」です。

ところで、「きのこタイプ」の多くは10スプライン(てんスプライン)なのですが、この個体はキノコタイプで24スプライン(にじゅうよんスプライン)でした。

キノコタイプで24スプラインの組み合わせは初めてみました。


ハーフシャフトの、デフにささる部分のギザギザが、24個あります。これが24スプラインと呼ばれるものです。


24スプラインのハーフシャフト。


ハブのボルトが1本、折れていました。奥に折れたボルトの先端があります。

折れたボルトの先端は、この後、兄がセンタポンチとハンマーを使ってコンコン叩いて回して抜き取りました。





ばっさり切れたデフハウジングは、溶接タイプの強化デフガードを取付けて、山林管理用車両のクロカン専用ホーシングとしたいと思います。


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