2014年5月29日木曜日

ニュースレター(紙)第16号

BPJ【英国四輪駆動車部品販売】ニュースレター


第16号 2014年5月29日号 新月 03:40


今号はクラッチが重いとお悩みの方むけです。

クラッチねたですので、
オートマATミッションの場合は関係ありません念のため。

『クラッチが重い!』という方へ


マニュアルトランスミッション(MT)のランドローバーに
お乗りの方は沢山いらっしゃると思います。

1948年デビューのランドローバー(シリーズ1,2、2a、3)、
そして1970年デビューのクラシックレンジローバー、
あるいはまたFC101(フォワードコントロール)、
ディスカバリー1やディフェンダー等々です。

それらクラッチペダルは、
普通に走っているぶんにはそれ程気にならないのですが、
渋滞にハマったりすると、左足が痙(つ)りそうになるという
経験をされた方もいらしゃるかと思います。

過去には、クラッチペダルを軽くする装置がありました。
それは、ブレーキと同じようにバキュームブースター装置を
取付けることで軽くするというものです。

30〜40年前頃はランクル40(よんまる)シリーズや三菱ジープ等に
これを取り付けている方も多かったのですが、
需要が少なくなったせいか、現在は入手できなくなっています。

何か良い方法はないものかと考えていましたが、
ようやく解決策が見つかりましたのでご紹介したいと思います。

ランドローバーのクラッチを軽くする方法は大きく2つあります。


一つは、ペダルを踏む力を補助する方法です。


具体的には、ブレーキペダルと同じようにバキュームブースターを
取り付けるのですが、前述のとおり、現在はアフターパーツが流通していない
ため、取り付けようがありません。


二つに、レリーズシリンダー(スレーブシリンダー)の
断面積を大きくすることにより踏む力を軽くする方法です。


ここで、クラッチペダルの構造をおさらいしますと、
まず、クラッチペダルを踏むとマスターシリンダー内のピストンが押され、
フルード(液体)に圧力が掛かります。

次に、液圧によりレリーズシリンダー内のピストンが動きます。

ピストンが移動することにでクラッチフォークが動き、
クラッチ板を移動させます(クラッチを切る)。以上の仕組みです。

ところで、マスターシリンダーとレリーズシリンダーとは、
ピストンの断面積の比率で倍力されます(パスカルの原理)。

ですから、マスターシリンダーの断面積を小さくするか、
レリーズシリンダーの断面積を大きくするかすれば、クラッチペダルが軽くなるわけです。

・・・ややこしくてすみません。
読み飛ばして次へお進みください(^_^)


さて、マスターシリンダーの断面積を小さくするよりは
レリーズシリンダーの断面積を大きくするほうが、金属加工上、簡単です。

ただし、レリーズシリンダーの断面積を大きくし過ぎると、
ペダル踏力(とうりょく)は確かに軽くなるものの、
そのぶんストロークが短くなります。

するとクラッチがキチンと切れない場合が出てきますので、
むやみに断面積を大きくする訳にはいきません。

このたび、ちょうど良いベストバランスを探り当てて製品化するに至りました。
(踏みしろが少し変わりますので、ペダルの調整をしてください)

内部のゴムシールは国産品を使用しますので、
品質はこれまでよりずーと安心できます。


ご興味があればご連絡ください。


それではまた~~~(^_^)/^^^^^





http://rangerover.morimori-forest.com/


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