2016年2月4日木曜日

ディフェンダーのハブナット(新型)の締め方について

先日、当店ご利用いただいている修理工場様より、
ご質問をいただきましたのでご紹介します。

Q.
2004年式ディフェンダー110のハブ油漏れの
修理の際にハブナットをいじることになるのですが、
締め付けトルク等、要領を教えて下さい。


A.
ランドローバーのハブナットは、
昔はハブナット2枚を使い、適度な締め具合により
ハブベアリングのガタ調整をしていたのですが、
その後、ハブナットが1枚になり、ハブナットの締め方が
根本的に変わりました。


ここでは、

・ハブナット2枚タイプを旧型

・ハブナット1個タイプを新型


とよぶことにします。


お問合せの2004年式ディフェンダーの場合は「新型」となります。

具体的には、ハブナットは締め付けトルクが
210Nm(にひゃくじゅう ニュートンメートル)と、
かなりガッチリ締め付けるようになりました。

普通考えれば、これだけの強い力で締め付ければ
ハブベアリングが締まりすぎてホイールが回りにくく
なるのですが、それをどうやって回避しているかというと、
ハブナットの奥にスペーサー(カラー)があり、それにより
ハブベアリングを締め付けすぎないようになっています。


このスペーサーは、厚みが0.1ミリ刻みで7種類用意されており、適切なものを使うようになっています。

詳しくはこちらでご案内しました:


ハブナット ディフェンダー
http://rangerover.morimori-forest.com/index.php?go=Ypbbb3






【免責事項】

ブレーキやハブは、クルマの安全に関わりますので、有資格者による点検が義務付けられています。

本記事によって生じたいかなる事態も、本ブログおよび執筆者は責任を負わないこととします。





0 件のコメント:

コメントを投稿